こんにちは!流山市で土日も受付をしている「ひれがさき整骨院」です!
最近は近くの小学校から運動会の練習の声が聞こえてきて、つくづく子供はエネルギッシュだな~と感じております
新しい学校や学年はもう慣れましたかね?これからガンガン遊んでほしいものです。
さて、ひれがさき整骨院に来院される多くの子供には、ある共通点があるようです...
つまりケガが多い子供の共通点ですね。これは世間で言う成長痛も該当します。
今回は通院する多くの子供が抱える問題について解説していきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。
最近の子供の問題点
ずばり最初に答えを言うと『後方重心』が非常に多いということです。
ほとんどのスポーツは相手と対峙したり、目標に向かったりと前方に向かっていくのがほとんどです。
それなのに普段から後方重心だと前へ進むために必要以上のエネルギーを使ったり、無理な方向転換や無理な体勢でプレーすることになります。それを繰り返すと他の子よりもケガをしやすいのは当たり前ですよね。
ただいきなり後方重心と言われてもパッとこないかもしれませんね。
それでは「後方重≒猫背」と考えて頂くとわかりやすいでしょうか。
猫背と言われると「あっ」と思われる方も多いかもしれませんね。
- ゲームをする時
- 机に座っている時
- 漫画を読んでいる時
猫背になっていませんか?
そして猫背は楽にとれるため、習慣になってしまうのです。
そこから悪循環が始まります。
指導者のよくある勘違い
ちょっと最初に書かせて下さい。
スポーツをする上で重心はとても大切です。ですが、あまり習慣がない「重心を下げる」という行動。口だけで言っても中々伝わらなかったりします。
↑前かがみで重心は下がっているけど、股関節をしっかり使っている
その中、指導者より「重心を下げろ」と指導されることは多々あると思います。
ですが、この指導にも落とし穴がありましてきちんと意味を説明しないで重心を下げさえると「腰」曲げてしまいます。
一見、そうでしょう?と思いがちですが、正しい「重心を下げろ」は「股関節」を曲げることです。
腰だけを曲げると後ろ重心になってしまいますので、ケガの原因となります。
できるだけ股関節を曲げる習慣をつける必要があるといえます。
後方重心(猫背)の悪影響
後方重心がよくないと言われても、どうよくないのかがわからないと納得は難しいですよね。
かなり細かく解説すると専門的過ぎて難しくなりますので、わかりやすく解説していきましょう。
後方重心(猫背)がおこす悪影響
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1腰が曲がって姿勢が悪くなる→背骨の動きも悪くなるので、背骨と関係が強い肩のケガが増える
野球肩や首の違和感は猫背からくることが非常に多いです。猫背のままのプレーというのはとても負担がかかり、本来の体の動きとは違ってくるのでケガの原因となります。また姿勢をよくしてと言われ、一瞬はよくできてもその姿勢をキープすることができなかったりもします。
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2腰が曲がると骨盤が後ろに倒れる→モモ裏の筋肉が短くなり、前かがみなどの柔軟性がとても落ちる→肉離れが起こりやすくなる
長座体前屈が極端に苦手な子は猫背となり、骨盤が後ろに倒れているケースがほとんどです。するとモモの裏の筋肉は短くなり柔軟性を失うので肉離れなどの筋肉の問題も起こりやすくなります。
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3腰が曲がると骨盤が後ろに倒れる→モモ裏の筋肉が短くなり、機能が弱くなる→モモ裏の筋肉の動きをかばいモモ前の筋肉を過剰に使うため、膝の前に負担がかかる
ジャンパーズニーやオスグット病は「猫背+骨盤」の問題がとても多いのです。
モモ裏の筋肉がうまく使えない分、モモ前の筋肉の負担が大きくなり、モモ前の筋肉ととても関係のある膝の前を痛めてしますのです。
このように猫背はスポーツでのケガととても密接に関係しています。
特に3は非常に多く見かけるケースでしょう。
後方重心の原因は?
それでは後方重心(猫背)の原因は何でしょうか?
これはゲーム機の発達により外で遊ぶことが少なくなったり、外に居ても遊ばず、まさかの「外ゲー」が流行っているのも大きな原因になるでしょう。
座ってゲームをすると背中が丸まってきますよね。
これが後方重心の大きな原因になります。
ちなみに勉強中も丸まりすぎはよくないですね。特に視力が弱い子供はノートと目を近づけるのでドンドン頭が落ちてきて猫背となってしまします。
このように後方重心(猫背)の原因は日常生活に多く隠されており、気が付かないうちにどんどん悪化しているケースはとても多いのです。
後方重心を治す方法
後方重心を改善する方法は大きく分けて2つあります。
後方重心のこの特徴として「背中が丸まってしまっている」、「骨盤が後ろに傾いている」ことがほとんどですので、これらを改善するために「背中の動きと筋肉とつける」、「股関節の正しい動きを身に着ける」必要があります。
具体的な方法としては・・・
背中が丸まってしまっているのに対して
ココがポイント
壁に踵・お尻・背中・頭をつけておなかをへこませて姿勢を維持する
・ストレッチポールを使い、体を「グーッ」と反らせる
股関節の正しい動きを身に着けるには
ココがポイント
画像のような姿勢を意識(お尻を出す)してスクワットをする
この辺りが自宅でもできる後方重心を改善する方法となります。
子供の後方重心、猫背を改善する方法
最近の子供はどうしても前のめりに座っている時間が多く、当然姿勢が悪くなってきます。
そのままスポーツをするとスポーツ障害を起こしやすくなり、辛い思いをしてしまいます。
それを改善するために普段の姿勢を意識することと、背骨・股関節の動きをしっかりさせる必要があるわけです。
今回紹介した運動をコツコツ続けることで姿勢もよくなってきて、スポーツでのケガも減ることでしょう。ぜひ継続してみて下さい。
もし「継続が難しい」「専門家にきちんとみてほしい」そのような希望がある方は、当院でも対応していますので、下記の「子供の姿勢アドバイス」も合わせてご覧ください。