こんにちは!流山市で土日も受付をしている「ひれがさき整骨院」です!
今回は成長期のスポーツマンに多い成長痛の解説です。
特に膝(ひざ)に注目して解説してありますますので、膝の成長痛でお悩みの親御さんはぜひチェックしてみてくださいね!
ココに注意
成長痛について
膝の成長痛の種類
成長痛になりやすい子供の特徴
成長痛の治療
膝のテーピング
そもそも成長痛って何?
成長痛とは思春期の体の成長時期に合わせて起こる体の痛みを言います。その多くはスポーツをやっている子で、膝は特に成長痛が起こりやすい部分です。
スポーツで言うとサッカー、バスケ、バレー、陸上など幅広いスポーツにみられます。
膝以外の成長痛は踵にも比較的多くみられますが、やはり膝が一番多いでしょう。
子供の膝の痛みってどんなものが多いの?
子供の膝の成長痛は大きく分けて2つあります。他にも分離膝蓋骨などもありますが、多いのは下の2つです。
- オスグッドシュラッター病
- シンディングラーセンヨハンセン病
横文字だらけでとっつきにくいですが、基本的にこの2つです。
オスグッドシュラッター病
オスグッドシュラッター病は膝のお皿の下の骨が出っ張ってくる成長痛です。これは比較的多く、骨のでっぱりに合わせて痛みが強くなる傾向があります。
またでっぱった骨が当たるととても痛く、涙が出るほどです。
シンディング・ラーセン・ヨハンセン病
シンディング・ラーセン・ヨハンセン病はお皿のすぐ下の部分が腱に引っ張られて起こる成長痛です。
専門的に説明すると理解が難しいかと思いますので、詳しくは省略しますが、オスグッドシュラッター病と同じで骨が引っ張られてなりやすいと考えてもらって問題ありません。
オスグッドシュラッター病は膝の下の骨、シンディング・ラーセン・ヨハンセン病はお皿自体・またはお皿のすぐ下の腱に問題が起こり痛みとなるのです。
ちなみにジャンパー膝は大人に多くなっています。
膝の成長痛の症状
オスグッドシュラッター病の症状
オスグッドシュラッター病の症状は運動痛(ボールを蹴る、走るなどのスポーツ動作)、骨のでっぱりに当たっての痛み(ぶつけるともの凄く痛く、正座ができない)、運動の休憩から再度運動を開始する時の痛みがあります。
筋肉に引っ張られて骨が出てくるのですが、ここをぶつけるととても痛く、涙ぐむこともあります。
シンディング・ラーセン・ヨハンセン病の症状
シンディング・ラーセン・ヨハンセン病の症状は押しての痛み、オスグッドシュラッター病と同様のスポーツ時の痛みです。
オスグッドシュラッター病と比べて骨がはっきりと飛び出てくるわけではありませんが、お皿の真下を押すと痛みが出ます。
膝の成長痛の原因を詳しくチェック
成長痛の原因ですが、基本的には骨が柔らかい成長期に筋肉が骨をひっぱることで、骨や骨の周囲になにかしらの問題が起こります。
骨が引っ張り続けられると骨が出っ張ってきますし、炎症が強いまま続けると筋肉が細かく断裂して炎症を起こします。
ここで大切なのがなぜ?引っ張られるかを考えることです。
大きな原因は「筋肉が骨を引っ張る力が強すぎる」わけですが、なぜ強くしてしまうのでしょうか。
その原因は主に2つあって、膝の成長痛の多くの子は両方当てはまります。
- 柔軟性が足らない
- 体の使い方が悪い
1については単純に柔軟性が足らない場合と骨の成長に筋肉の柔軟性が追い付かない場合があります。
成長期は身長が一気に伸びるわけですが、筋肉は使うと縮む傾向があります。すると両方が合わさって筋肉が骨を引っ張る力が強くなるのです。
膝の成長痛を改善するためにはある程度ストレッチが必要になります。
2の体の使い方が悪いについてですが、下の「膝の成長痛に多い体の特徴」に続きますので、そちらをご覧ください。
膝の成長痛に多い体の特徴
成長痛やスポーツ障害で多い子の体の特徴には下のような共通点があります。
- 背中が丸まっている(猫背)
- 股関節が使えない
- 足首が使えない(しゃがめない)
特に2が重要ですが、全部当てはまる場合、今は痛みがなくても将来的に膝の痛みが出る可能性は高いと言えます。
ではなぜこの3つがポイントになるかというと、背中が丸まり・股関節が使えず・足首も使えないと体の構造から膝の負担がとても大きくなるのです。
このあたりは物理学も関係してきますが、膝以外がうまく働かないと膝の負担が大きくなると考えてもらえるといいでしょう。
1.背中が丸まっている
背中が丸まっている場合は背骨の動きが悪くなっている&肩甲骨が動かないというダブルの問題があります。
単純に猫背の状態を取り続けないことと、姿勢をよくする体操を行うことが大切です。具体的にはこちらの記事で解説してありますので、合わせてごらんください。⇒【最近の子供の体の問題点】子供の後方重心・猫背を改善する方法
2.股関節が使えない
「背中が丸まっている」と合わせて悪くなるのが股関節です。
猫背になると骨盤が後ろに倒れて股関節が機能しにくい状態となってしまいます。
本来ダイナミックな動きを得意とする股関節がうまく動かないと、その下にある膝関節の負担は大きくなり、成長痛につながりやすいと言えます。
3.足首が使えない
足首が使えないとしっかり踏み込むことができません。すると膝を無理に使って運動を行うことになるため、痛みが起こりやすいと言えます。
足首と股関節は膝の上下にあり、運動する時に重要な関係をもつのです。
膝の成長痛の治療
次に膝の成長痛の治療について解説していきます。
膝の成長痛の治療は大きく2つにわけることができますので、それぞれご覧ください。
ちなみにどちらが特に重要というわけではなく、両方大切になりますので是非チェックして下さいね。
その場の治療
患部に電気治療、負担のかかっている筋肉へのアプローチ、テーピングなど、痛みがある部分を集中し施術するイメージです。
今後へ向けての治療
今後に向けては「膝の成長痛に多い体の特徴」を少なくしていくのが望ましいです。
- 背中の動きを出す
- 股関節の使い方をレクチャー
- 足首を使えるようにする
この三点が大切です。こちらについては下の記事でも触れていますので、ご覧ください。
⇒【最近の子供の体の問題点】子供の後方重心・猫背を改善する方法
膝の成長痛にテーピングがおすすめ
「その場の治療」で触れたテーピングですが、成長痛に効果的です。
太ももの筋肉をサポートするので膝への負担が減ります。
ただテーピングで気を付けないといけない点は痛みが軽くなってもテーピングの力で患部が治ったわけではないという点です。
痛みが減ったからといって無理をすると余計に悪化してしまうので、注意しましょう。
膝の成長痛の情報まとめ
膝の成長痛のまとめとなります。
ココがポイント
■成長痛は膝に多い
原因1:成長期は骨が柔らかいので筋肉に引っ張られやすい&身長の伸びに筋肉の柔軟性がついていかない
原因2:背骨、股関節、足首がうまく使えないと膝(太ももの筋肉)に負担がかかる
解決策1:患部の痛みを取るために電気治療やテーピング
解決策2:膝の使い方の負担を減らす為に、体の使い方を改善
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